予防歯科

むし歯ができて治療をしに行く歯医者さんは、子どもたちにとって怖いところかもしれません。
でも、むし歯にならないよう「お口の健康づくり」に行く歯医者さんは楽しいところ。
当クリニックでは、どうすればお子さまの歯を守れるか、いつも考えています。


定期健診

定期健診を重視しています。

むし歯治療が終わってからが、専門的なケアのはじまりです


むし歯治療が、完了したら通院は終了と思っていませんか? 当クリニックでは健康な口腔環境を育てるために、小児歯科の基本となる定期健診を重視しています。

むし歯の早期発見はもちろんのこと、歯肉炎の改善のための支援、口腔機能の低下、かみ合わせや歯並びについての相談まで総合的にお口の健康づくりを支援します。成人になってから健康的な歯・口腔環境を保つためには、こどもの時からのケアが大きく影響してきます。
成長期のお子さまは、お口の状態も変わりやすいもの。ひとりひとりの状態に合わせて、1か月に1回~半年に1回の定期健診で継続的にケアしていくことをお勧めしています。

むし歯の予防や早期発見、年齢に合った指導を定期的に行うことで、お子さまのお口の健康づくりのお手伝いができます。

また歯ならびや噛み合せの定期的なチェックで矯正治療の適齢期をお伝えすることができます。


プロフェッショナル ケア

歯科医院で行っている予防ケアーご紹介します。

フッ素塗布

当クリニックのフッ素塗布は、歯石、歯垢を取り除き、歯面清掃の後、医療専用高品質のフッ素剤を塗り込む、というフッ素塗布の効果を最大限活かした処置をしています。

フッ素の働き

1)歯のエナメル質を強化し、虫歯になりにくい歯にする。

2)歯の再石灰化により初期むし歯の治癒を促進する。

3)むし歯の原因菌を減少させる。

フッ素塗布料金

  • 予防治療ですので原則として健康保険適用外です。
    10歯未満 660円  10歯以上 1,320円(税込10%)

  • むし歯治療を終了した小さなお子さんは、健康保険が適用できる場合がありますのでご相談ください。

歯磨き指導

当クリニックでは歯の生え方や生えかわりの状況をみて、必要な歯ブラシを選び、使い方を歯科衛生士がアドバイスしています。また、家庭用のフッ素の活用、歯の間のむし歯予防と歯肉炎予防のためのデンタルフロス(糸ようじ)の使用を積極的に勧めています。

シーラント

奥歯の溝は歯ブラシが届きにくくむし歯になりやすい所です。シーラント(フッ素配合の樹脂)で溝を埋めてむし歯菌をシャットアウトし、溝からできるむし歯を予防します。

  • 当クリニックでは、事前に歯科医師がダイアグノデントで診断して、むし歯がないことを厳密に確認したのち実施しています。
  • 当クリニックではシーラントを長もちさせるために、治療中の湿気を遮断する目的でラバーダムを使用します。 

食べカスや虫歯菌が 溝に残ったままだと 虫歯になる 可能性も・・・。
シーラントを塗って 奥歯の溝をふさいで おこう! 歯を削らないし 短時間で終るよ。
長持ちするし 歯を強くするフッ素も 出るよ。健康な歯を キープしよう。

 

PMTC  (Proffesional Mechanical Tooth Cleaning)

専門家による歯面清掃です。専用のブラシまたは柔らかいゴムのカップを歯に当て、回転させることにより汚れを取り除きます。歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目など、ご自分やご家族の仕上げ磨きでもではなかなか行き届かない場所は特に効果的です。歯肉炎を予防し、歯の表面への汚れをつきにくくします。

PMTC

ブラシまたはカップを軽く押しつけてクリーニングジェルを伸ばしながら行う。


PMTC

歯の境界面にもジェルを行き渡らせながらブラシまたはカップを動かす。


当クリニックでは、初診、定期健診で来院されたすべてのお子さまにPMTCを行っています。

 

ホーム ケア

ご自宅で取り組む予防ケアのポイントをご紹介します。

お口の中の問題はお子さまそれぞれに異なります。お子さまの生活習慣やお口の中の状況を総合的に判断して、
具体的なアドバイスを行います。お気軽にご相談ください。

歯磨き

  1. 良質な歯ブラシを選び、約1 か月を目安に新品と交換してください。
  2. 小学4年生ごろまでは、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげてください。
  3. デンタルフロス(糸ようじ)を必ず使ってください。
  4. 家庭用のフッ素を上手に活用してください。

生活習慣

  1. 栄養バランスの良い食物を、よくかんで食べてください。食事中のお茶や汁物などの水分のとりすぎは、かまずにまるのみする悪習慣になりやすいので気を付けましょう。
  2. お砂糖を含む菓子類、清涼飲料水は時間と回数を決め、摂りすぎに気をつけてください。
  3. 低年齢のお子さまは、ほ乳瓶むし歯に気をつけてください。