お子さまとの対話を大切にし、一人ひとりの発達の程度や性格や生活環境を考慮した上で「無理なく楽しく」治療をすすめます。
上下の歯をそれぞれ3つ、計6つのブロックに分けて複数歯を同時に治療していきます。お子さまへの負担を最小限に押さえるために有効です。
メリット
ラバーダム
治療する歯にかぶせるゴムのシートです。小児の歯科治療では必須なので原則としてすべての患者さんで実施しています。
ダイアグノデント
むし歯の進行の程度をデジタル表示する診断機器です。この機器で
初 診 |
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24時間対応のWeb予約システムまたは電話でご予約ください。
当日のご予約、予約変更は電話のみとなります。
受付でお子さまの体調や病歴、アレルギーなど問診票に記入いただきます。
問 診 |
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お子様の歯や歯並びについて心配なこと、気になることをしっかりと伺います。
トレーニング |
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診 査 X 線検査 |
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歯医者さんが初めてのお子さまには、
色々な器具に触ったり、音を聞いて慣れることにより恐怖心を取り除きます。
治療方針の説明 |
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必要な場合は 応急処置 | はみがき指導 |
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お口の中の状態を詳しく説明し、治療方法や通院回数など治療計画をお話します。
インフォームドコンセントを重視しています。
必要ならば 治療 及び 予防 |
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治療の終了時には、希望される方を対象に予防処置としてフッ素塗布をします。
定期健診 |
定期健診では治療後の経過のチェックや予防のためのフッ素塗布、PMTC(クリーニング)などを行います。
健診の間隔は4か月を基準に、カリエスリスクの高いお子様はもう少し早めに、そうでないお子様は5~6か月おきの来院をお勧めしています。障がいのあるお子様などご自宅でのケアーが著しく困難な場合は1か月おきに来院していただき細部にわたりPMTCを行います。
定期的に通院されているお子様はむし歯の再発はほとんどなく、あってもごく初期段階で発見できるのでお子様に無用な負担を強いることがありません。したがって慣れないうちは怖がって拒絶反応が強かったお子様も健診の回数を重ねるごとに「痛くない、怖くない」ことが徐々にわかってきて「歯医者さんは楽しいところ」になります。
小さなお子さまの治療時の不安は、今から何をされるかわからないのがこわい、見たことがない機械や先のとがった道具がこわい、知らない先生やお姉さんがこわい、慣れない場所がこわいなど。このような場合は理由がはっきりしているので、不安をとりのぞいてあげて、慣れるためのトレーニングを行います。
トレーニングはTSD 法というやり方、これから何をするのか子どもにわかるように話す(tell)・使う器具や機器をみせる(show)・鏡でみせながら実際にやってみる(do) が基本です。当クリニックではその一連の流れを子どもたちが遊びの延長でやれるように、スタンプやぬり絵を導入して取り組んでいます。
また、言葉の説明だけでは理解が困難なお子さまには、絵カードを使った視覚支援を行って、不安軽減に努めています。
中にはこういったトレーニングの効果が得られないお子さまもおられるので、状況によっては安全のために抑制具を使ったり笑気吸入鎮静法を使うこともあります。
当クリニックで採用している痛みの軽減対策は以下のとおりです。
笑気吸入鎮静法とは低濃度(30%以下)の笑気ガスと高濃度(70%以上)の酸素を鼻から吸いながら歯科治療を受ける方法です。当クリニックでは、治療に対し強い不安や恐怖心を持つお子さま、泣くと吐き気を催しやすくなるお子さま、軽度の発達の遅れや自閉症などの障がいをもつお子さまにおすすめしています。
吸入中はゆったりした楽な気分になり、嘔吐反射が抑制され、治療の音や痛みが気にならなくなります。後遺症や副作用の心配がない点も安心です。ただし全身麻酔ではないので、意識の消失や完全な鎮痛は得られないため、すべてのお子さまに効果があるというわけではありません。また鼻から吸入するので鼻炎などで鼻が詰まっているときは使えません。
お子様が診察をひどくいやがる場合でも、治療を先延ばしにできないことがあります。安全で確実な診察を行うために、ネットで体の動きを抑制することがあります。
抑制治療を行うにあたって、当クリニックでは次のことを実践しています。
提携医療機関:九州大学病院、福岡歯科大病院、福岡市立こども病院など